Logic Pro X ゲーム音っぽい打楽器音を作る

ゲームBGMはいい曲がたくさん出ていますね。
ゲーム自体との相乗効果で、BGMに思い入れが深い人も多いかと思われます。
フリー音源素材で公開している中で、ゲームっぽい楽曲もちょくちょく作るのですが、
ゲームっぽい音にする方法を自らの備忘のためにも書き留めておきたいと思います。

まず味付けっぽく打楽器音を昔のゲーム音っぽくする方法です。


<打楽器音をファミコン(8bit)っぽくする>
①打楽器音トラックのAudioFXにDistortion→BitCrusherを追加する。
②FXの画面左上からプリセット「ChippedBits 」を選択

ドラム音源の場合、キックやクラッシュは爆発音っぽくなってしまいます。
(それはそれで効果音っぽいので何かに使えそうですが・・・)
キックとクラッシュを抜くか、同じ位置にタム、スネアなど別のパーツにしたパターンを作って
試してみてください。

また、低音が変わりにくいので200Hz以下をイコライザーで削るとおそらく良い感じになります。
プリセット「16bit 10 X」でもそれっぽくなります。
好みの音を探すときは「Downsampling」ツマミを右にまわすと音色が変わっていくのでいいかもしれません。

では、FX「BitCrusher」の設定詳細をみていきましょう。

・Mode
Driveツマミのかかり具合を設定します。
「Fold」、「Clip」は波形の頂点を抑える形になります。
「Clip」はDriveの影響そのままって感じになります。

・Drive
オーバードライブの効果を設定できます。
上げるほど音が歪んでいきます。

・Resolution
波形を潰す解像度をbit単位で設定します。
音色が大きく変わります。

・Downsampling
効果をかける波形のサンプリングの頻度を設定します。
つまみを上げるほど単純な波形になります。 

これも音色が変わりやすいので、Resolutionと組み合わせて、自分がほしい音の感覚をここでt微調整しながら
何度も聞き返してやっていみるとよいです。

・Mix
BitCrusherで加工した音と、元の音との割合です。
数値はBitCrusherで加工した音の割合となります。
今回はゲーム音っぽいBGMを作る目的なので、100%でよいかと思います。


今回は打楽器音のみの話の話でした。
本物のファミコンの音とは違うかもしれませんが、
あくまでっぽくするのが目的ってことで。
その他のベース音、メロディ音については別途まとめたいと思います。




以上

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